Interior
Issue : 02
HAYで出合った、色であそぶ10のアイテム
日々使うものをきちんと選び、暮らしをより良くデザインすることで、私たちの日常はもっと心地良くなる。今回はHAYにて“1万円台まで”で購入できる、暮らしを彩るアイテムを紹介します。
Profile
HAY
「よいデザインはあらゆる人の権利である」という理念のもと、Rolf & Mette Hayが2002年に設立し、2003年のケルンフェアでデビューした、デンマークのインテリアプロダクトブランド。アート、建築、ファッションの3つをインスピレーションの源とし、歯ブラシからゴミ箱、ソファに至るまで、わたしたちが暮らしの中で日常的に使用する製品を幅広く提供している。
50~60年代のデンマーク家具のデザインを踏襲しながら、ポップでカラフルなアイテムを数多くそろえるインテリアブランドの新定番「HAY」。
そんなHAYのアイテムから今回は、1万円台までで購入できる10のアイテムをピックアップ。
お部屋の統一感や洗練さを出すためにも、普通なら取り入れる色数を少なくしてしまうかもしれませんが、実はほどよく色を取り入れ、色であそぶことで暮らしに彩りが加わり、日々の生活が楽しくなるもの。新しい色との出合いをきっかけに、「色であそぶ」新しい暮らしのヒントを見つけてみてください。
01. TANN
目覚めてすぐのルーティンに、優しい色を。ホテルライクで美しいカラーバリエーションの歯ブラシ「TANN」は、歯のケアの専門家であるJordan社とのコラボアイテム。お気に入りのカップとともに洗面に置いておくだけで、清々しい朝を迎えることができます。
02. PHANTA PLANT HANGER
カーテンを開けて、朝の光を取り込む。それから、お気に入りの観葉植物やお花に水をあげる。そんな余裕のある朝を演出してくれるプラントホルダー。デンマークの気鋭ブランド「PHANTA」とのコラボで生まれた「PHANTA PLANT HANGER」は、70年代に流行したマクラメ編みにインスパイアされた手作りのアイテム。グレーの反射材を織り込んだ糸がさりげなく自然光を反射するのがポイント。
03. PAPER PAPER BIN
ゴミ箱として販売されている「PAPER PAPER BIN」を収納として部屋の真ん中に。ちょっとした小物も、大きなラグも子供のおもちゃも、部屋が雑然としてしまう前に放り込むだけ。FSC認証のリサイクル紙をコーティングしているので、汚れづらく実用性も兼ね備えたアイテム。外側が落ち着いた色、内側が発色のいい色になっているので、目立ちすぎることなくお部屋を明るくしてくれて、主役になれる幾何学模様のゴミ箱です。
04. SIX-COLOUR BAG L
読みかけの本と温かいドリンクと羽織るものを詰め込んで、ちょっと近くの公園まで。そんな使い方ができる鮮やかな発色の「SIX-COLOUR BAG L」は、玄関口にかけておくだけでも気分が高揚する、まるで一緒に出掛けたくなるインテリア。耐久性に優れたリップストップナイロン製で、洗濯機で洗えてお手入れも簡単。10年以上使い続けているファンがいるほどの定番ロングセラー。
05. BACHECA SHELF
アイデアが煮詰まったら、窓の外の景色を眺めてみる。それでもダメならデスクに戻って無意味なオブジェを手に取ってみる。そんなインスピレーションのお供に、ミントカラーが爽やかな多目的シェルフ「BACHECA SHELF」。本来壁にとめて使うものを、ここでは置き型にアレンジしてみました。ちょっとした小物やお気に入りのオブジェを置いてみれば、デスクがクリエイティブな空間に様変わり。
06. JESSICA HANS VASE
友人からもらった花束も、自分で買ってきた植物も、どんな色でも受け止めてくれるフラワーベース「JESSICA HANS VASE」。自然なままの素材感を生かして手作業で生み出されるこの花瓶は、お花を生けていても生けていなくても空間のアクセントになるアートな逸品。HAYのサイトで楽しめるコラム「HAY’S WORLD」で定期的に更新される、お花の生け方も参考に。
07. SIP SPIRAL STRAW SET OF 4
色とりどりの食事と、終わることのない楽しい会話。そんなテーブルをより一層にぎやかにしてくれる、ツートーンのガラスストロー。すべて異なる4つのカラーがセットになった「SIP SPIRAL STRAW」は、地球に優しく、食洗機対応でお手入れも簡単。自分の飲み物をわかりやすくする“グラスマーカー”としても役立つパーティグッズです。
08. LEO SPONGE
パーティーが終わったあとの食器の片付け、心地良いバスタイムのあとのお風呂掃除。そんなちょっと退屈な家事を楽しくしてくれるのが、ハッピーな「LEO SPONGE」。「退屈な家事の時間を特別な瞬間にしたい」という思いから生まれたなんとも可愛いスポンジは、一つひとつ微妙に表情が違っているのもポイント。
09. COLOUR CRATE S
毎日使うものをしまうからこそ、収納をカラフルに。「COLOUR CRATE S」は通気性もよく、アウトドアグッズから食品雑貨、書類、子供のおもちゃまで収納するものを選ばない、多機能なプラスチック製コンテナ。カラーバリエーションも豊富にあるので、気分にあわせて色を変えたり、中に入れるものごとに色分けをしてみたり。使わない時には畳んでしまうこともできる実用的なアイテムで、週末の準備を整えて眠りにつきましょう。
10. CHIM CHIM SCENT DIFFUSER
一日の終わりにすべての電気を消して、キャンドルに火をつけるというアナログな体験。小さな暖炉をイメージした「CHIM CHIM SCENT DIFFUSER」の内側で反射する心地よい炎とアロマの香りがあれば、その日の疲れはすべて忘れてしまえるはず。心の余裕をつい失ってしまいがちな現代だからこそ、手軽にリラックスしたムードをつくることができるキャンドルホルダーを。
今回は、カラフルでポップなHAYのアイテムから「色であそぶ」インテリアを選んでみました。HAYのアイテムはどれもお部屋の雰囲気を華やかにしてくれる見た目もさることながら、実用性と価格も兼ね備えた貴重な存在。気分にあわせていくつも取り入れてみたり、日々ちょっとずつ配置を変えてみるだけでも、案外簡単に“泊まるように暮らす”ような心地よい生活が実現できるはず。
これからの季節だとギフトにも最適な価格帯。HAYで見つけたお気に入りのアイテムを、ぜひ大切なひとともシェアしてみてください。
Editor’s Voice
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暮らしの中に色を取り入れるのはあまり得意ではなかったけれど、思いきって購入したオレンジのビンテージチェアをきっかけに、いろんな色の家具や小物を買うようになった。色物が増えるにつれて、だんだんと自分の好きな組み合わせがわかるようになって、さらに楽しくなった気がする。HAYにはビビッドなものからナチュラルなものまで、さまざまなカラーアイテムが揃う。はじめてのチャレンジにも、新しい色と出合たいときにも、こんなに便利でワクワクするブランドはなかなかないはずだ。
Takahiro Sumita (writer)
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ものを買うとき、つい「用途」から選んでしまいがちな私だが、HAYのプロダクトに触れていると、その概念そのものが外れる感覚が印象的だった。一つのゴミ箱をとっても、使い方は人によってそれぞれ。部屋にちょこんとおいてもいいし、主役にだってなれる。モノ選びをもっと自由に。直感的なトキメキとアイデア、それとちょっとの冒険心で、もっともっと楽しんでいきたい。
Chiaki Miyazawa (yado)
Staff Credit
Written by Takahiro Sumita
Photographed by Eichi Tano